2005年1月20日 Vol.15
提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━■□■□


   「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
  操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせします。
                 
 
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        日中漁業協議の結果について 

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 平成16年12月16日に第6回日中漁業共同委員会が東京で開
催され、2005年漁期の日中双方の水域における操業条件等が決
定されました。決定された主な内容は次のとおりです。


(1)両国の相互入漁について

  現在、両国の相互入漁は漁獲割当量については等しく(等量)
 なっていますが、これに加えて、2007年までに入漁隻数も等
 しく(等隻)し、等量・等隻とすることとなりました。


(2)中国の排他的経済水域における日本漁船の操業条件
 
  中国水域の日本漁船の操業条件ですが、日本水域での中国漁船
 の漁獲割当量を削減したことから、日本漁船の総漁獲割当量が等
 量となるようにまき網、底びき網他の漁獲割当量を削減するとと
 もに、許可隻数を5隻削減しました。なお、これらの操業水域は
 前年と同様となっています。

  漁業種類ごとの操業隻数及び漁獲割当量は、まき網が181隻
 11,011トン、底びき網が42隻800トン、延縄が149
 隻200トン、曳き縄が52隻30トン、釣りが146隻670
 トンとなりました。


(3)日本の排他的経済水域における中国漁船の操業条件
 
  一方、中国漁船の日本水域における操業は、底びき網、イカ釣
 りの2つの漁業種類がありますが、イカ釣りは日韓で管理する北
 部暫定水域以外の日本水域から撤退することとなるとともに、漁
 労船隻数55隻、付属船3隻、漁獲割当量4,141トンと20
 04年に比べ大幅な減少となりました。
 
  また、底びき網は、操業隻数600隻(同時最高操業隻数41
 1隻、許可申請隻数が600隻を超えた場合は50隻を超えない
 範囲で追加可能)、漁獲割当量8,570トンとなりました。
 なお、底びき網の操業水域については前年と同様となっています。


                      
                        水産庁国際課

    
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                   漁船保険中央会
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