2014年11月12日 Vol 246

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)第21回年次会合の結果から

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去る10月13日から16日まで、ニュージーランドのオークランドにおいて、

みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)第21回年次会合が開催されました。

そこで今回はその結果の概要をお知らせします。

みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)は、ミナミマグロの保存及び最適利用の

確保を目的として、平成6年に設立された地域漁業管理機関です。

今回の年次会合には、メンバーである日本、オ−ストラリア、ニュージーランド、

韓国、インドネシア及び台湾の6か国・地域に加え、南アフリカ及びEUが

協力的非加盟国として出席しました。

また、米国及びフィージーがオブザーバーとして参加しました。

我が国からは遠藤水産庁資源管理部審議官(政府代表)ほか、水産庁、外務省、

(独)水産総合研究センター、漁業関係業界の関係者が出席しました。

今回の年次会合では、昨年の年次会合で合意した2015〜2017年の

ミナミマグロの総漁獲可能量(TAC)のうち、2016〜2017年について、

本年9月の科学委員会の助言等を踏まえ、昨年の合意どおり

1年あたり14,647トン(日本の割当量は4,737トン)とすることが

確認されました。

また、CCSBTがこれまでに決定した保存管理措置の各メンバーによる

遵守状況について議論が行われたほか、ミナミマグロの港内転載活動の監視を

強化するため、旗国政府が、自国漁船がミナミマグロを転載することが可能な港を

指定することや、転載に関する情報を漁船が自国政府へ報告することを義務づける事

などが合意されました。

次回の年次会合は、2015年10月12日から15日に韓国の麗水(ヨス)で

開催される予定です。

                           水産庁国際課                                                                   

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