2014年11月17日 Vol 249

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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「日・ソロモン漁業協議」の結果から

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去る9月18日(木曜日)から19日(金曜日)まで、東京において、「日・ソロモン漁業協議」が

開催されましたので、今回はこの結果をお伝えいたします。

この協議は、「日・ソロモン漁業協定」に基づき、ソロモン水域内で操業する我が国かつお・まぐろ

漁船操業状況や入漁条件等についての意見交換を目的としています。

我が国とソロモンとの漁業関係は、政府間協定が1978年9月に発効し、釣り・延縄の民間協定が

1978年10月に発効しました。

これまでに、釣り・延縄協定は2度の中断期間がありましたが、2000年10月以降現在に至るまで

14年間良好な漁業関係が維持されております。

また、まき網の民間協定は2000年10月に発効しました。

協議はこれまでほぼ毎年行っております。

今回の協議では日本側からは、花房克磨(はなふさ かつま)農林水産省顧問、水産庁担当官、

山下潤(やました じゅん)日本かつお・まぐろ漁業協同組合 組合長、

池田博(いけだ ひろし)全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会会長、

中前明(なかまえ あきら)海外まき網漁業協会会長、

嶋本 州和(しまもと くにかず)海外漁業協力財団事業部交流促進課課長代理ほかが、

ソロモン側からはアルフレッド・ギロ漁業海洋資源大臣ほかが出席しました。

今回の協議では、

1.ソロモン水域内におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況の報告が行われ、

ソロモン水域内で操業する我が国漁船及び他の外国漁船の活動について情報を交換しました。

2.ソロモン水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について議論され、

(ア)まぐろはえ縄及びかつお一本釣り漁業の入漁条件については、現行の入漁料水準を

維持することで合意しました。

(イ)まき網漁船の入漁条件については、従来通り、操業に必要な隻日数を入漁料として

購入することで合意しました。 

 

                        水産庁国際課                                                                   

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