2014年12月25日 Vol 258

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

**************************************

  日・キリバス漁業協議の結果について

**************************************

去る11月18日(火曜日)から19日(水曜日)まで、フィジー共和国のスバにおいて、

「日・キリバス漁業協議」が開催されましたので、今回はこの結果について

お伝えします。

この協議は、「日・キリバス漁業協定」に基づき、キリバス水域内で操業する我が国

かつお・まぐろ漁船の操業状況や入漁条件等についての意見交換を目的としています。

我が国とキリバスとの漁業関係ですが、政府間協定が1978年6月に発効し、

釣り・延縄の民間協定が1978年7月に発効しました。

これまでに、釣り・はえ縄協定は4度の中断期間がありましたが、1997年の

中断以降、現在に至るまで16年間良好な漁業関係が維持されております。

また、まき網の民間協定は1993年9月に発効しました。

協議はこれまでほぼ毎年行っております。

今回の協議では日本側からは、花房克磨(はなふさ かつま)農林水産省顧問、

水産庁担当官、

千代喜久男(ちよ きくお)日本かつお・まぐろ漁業協同組合国際部次長、

村田光範(むらた みつのり)全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会事務局、

奥田佑機(おくだ ゆうき)海外まき網漁業協会顧問、

嶋本州和(しまもと くにかず)海外漁業協力財団事業部交流促進課課長代理ほか

キリバス側からはシニアン・ライヤー漁業海洋資源開発大臣ほかが出席しました。

今回の協議では、

1.キリバス水域内におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況の報告が行われ、

キリバス水域内で操業する我が国漁船及び他の外国漁船の活動について情報を

交換しました。

2.キリバス水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について議論され

(ア)まぐろはえ縄及びかつお一本釣り漁業については、現行協定を維持することで

合意しました。

(イ)まき網漁業については、従来どおり、操業に必要な隻日数を入漁料として

購入することで合意しました。

 

                           水産庁国際課
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(株)農林放送事業団
H P: http://www.agriworld.or.jp
FAX:03−3585−5728
漁船保険中央会
H P: http://www.ghn.or.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━