2015年9月7日 Vol 275

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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日・ナウル漁業協議の結果から

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去る7月14日(火)から16日(木)まで、フィジー共和国のスバにおいて

「日・ナウル漁業協議」が開催され、ナウル水域で操業する我が国漁船の入漁条件

等について議論されました。

この協議は、ナウル水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の操業状況や

入漁条件等についての結果報告及び意見交換を目的としています。

我が国とナウルとの漁業関係ですが、民間協定(釣り・はえ縄、まき網)が

1994年7月に発効し、以後現在に至るまで一度も中断期間はなく、良好な漁業関係が

維持されています。

今回の協議では日本側からは、花房克磨(はなふさ かつま)農林水産省顧問、

水産庁担当官、中前明(なかまえ あきら)海外まき網漁業協会会長、

千代喜久男(ちよ きくお)日本かつお・まぐろ漁業協同組合国際部部長、

村田光範(むらた みつのり)全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会事務局、

嶋本州和(しまもと くにかず)海外漁業協力財団事業部交流促進課長代理ほかが、

ナウル側からはヴァルドン・ドイヨゴ漁業大臣、ゴードン・ダゲアゴ

漁業海洋資源局評議会議長、チャールストン・デイエ漁業海洋資源局長ほかが

出席しました。

今回の協議では

1.ナウル水域におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況の報告が行われ、

ナウル水域内で操業する我が国漁船及び他の外国漁船の活動について情報交換を

行いました。

2.ナウル水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について議論され

(ア)まき網漁業の次漁期(2016年1月1日〜2016年12月31日)の入漁条件について、

操業に必要な隻日数を入漁料として購入することで合意しました。

(イ)まぐろはえ縄・かつお一本釣り漁業の次漁期

(2016年1月1日〜2016年12月31日)の入漁条件について、かつお一本釣り

漁業については、従来どおりの入漁料で合意しましたが、まぐろはえ縄漁業

については、引き続き協議を行うこととなりました。

                             水産庁国際課
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