2015年12月24日 Vol 283,284 合併号

海外漁業情報 Vol284

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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         日・キリバス漁業協議の結果から

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去る11月3日から5日まで、フィジー共和国のスバで「日・キリバス漁業協議」が

開催されました。

この協議は、「日本・キリバス漁業協定」に基づき、キリバス水域内で操業する

我が国かつお・まぐろ漁船の操業状況や入漁条件等についての意見交換を目的として

おります。

我が国とキリバスとの漁業関係ですが、政府間協定が1978年6月に発効し、

釣り・延縄の民間協定が1978年7月に発効しました。

これまでに、釣り・はえ縄協定は4度の中断期間がありましたが、1997年の

中断以降、現在に至るまで16年間良好な漁業関係が維持されております。

また、まき網の民間協定は1993年9月に発効しました。

協議はこれまでほぼ毎年行っております。

今回の協議では日本側からは、花房克磨 農林水産省顧問、水産庁担当官、

千代喜久男 日本かつお・まぐろ漁業協同組合国際部次長、

村田光範 全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会事務局、

本多実 海外まき網漁業協会専務、嶋本州和 海外漁業協力財団事業部交流促進課

課長代理ほかが、キリバス側からはシニアン・ライヤー漁業海洋資源開発大臣、

ナオミ・ビリボ漁業資源開発省次官ほかが出席しました。

この協議では、

まず、キリバス水域内におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況の報告が行われ、

キリバス水域内で操業する我が国漁船及び他の外国漁船の活動について情報を

交換しました。

次に、キリバス水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について

議論され、

(ア)まき網漁業の次漁期(2015年12月1日〜2016年11月30日)の

入漁条件について操業に必要な隻日数を入漁料として購入することで合意しました。

(イ)まぐろはえ縄及びかつお一本釣り漁業の次漁期

(2015年11月16日〜2016年11月15日)の入漁条件について、

従来通りの入漁料水準を維持することで合意しました。

以上

                          水産庁国際課
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