2015年12月25日 Vol 285

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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         日・ソロモン漁業協議の結果から

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去る11月12日から13日まで、東京において日本とソロモンの漁業協議が開催され、

ソロモン水域内で操業する我が国漁船の入漁条件等について議論が行われました。

この協議は、「日・ソロモン漁業協定」に基づき、ソロモン水域内で操業する

我が国かつお・まぐろ漁船操業状況や入漁条件等についての意見交換を

目的としています。

我が国とソロモンとの漁業関係は、政府間協定が1978年9月に発効し、釣り・延縄の

民間協定が1978年10月に発効しました。

これまでに、釣り・延縄協定は2度の中断期間がありましたが、2000年10月以降

現在に至るまで14年間良好な漁業関係が維持されております。

また、まき網の民間協定は2000年10月に発効しました。

協議はこれまでほぼ毎年行っております。

今回の協議では日本側からは、花房克磨(はなふさ かつま)農林水産省顧問、

水産庁担当官、千代喜久男(ちよ きくお)日本かつお・まぐろ漁業協同組合国際部

部長、池田博(いけだ ひろし)全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会会長、

中前明(なかまえ あきら)海外まき網漁業協会会長、

嶋本州和(しまもと くにかず)海外漁業協力財団事業部交流促進課課長代理ほかが

ソロモン側からはジョン・マネニアル漁業海洋資源大臣ほかが出席しました。

今回の協議では

まず、ソロモン水域内におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況の報告が行われ、

ソロモン水域内で操業する我が国漁船及び他の外国漁船の活動について情報を

交換しました。

次に、ソロモン水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について

議論され、

(ア)まき網漁業の次漁期(2016年1月1日〜2016年12月31日)の入漁条件について、

操業に必要な日数を入漁料として購入することで合意しました。

(イ)まぐろはえ縄及びかつお一本釣り漁業の次漁期(2016年1月1日〜

2016年12月31日)の入漁条件について、かつお一本釣り漁業については、

従来どおりの入漁料水準を維持することで合意しましたが、

まぐろはえ縄漁業については、引き続き協議を行うこととなりました。

以上

                           水産庁国際課
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