2005年7月15日 Vol.31
提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━■□■□


   「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
  操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせします。
                 
 
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         責任あるまぐろ漁業国際漁業者会議について

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 本日は、今年7月25日〜28日に横浜市で開催される「責任あ
るまぐろ漁業者国際会議」の開催についてお知らせします。

 近年、環境保護を志向する一部のNGOが、漁業活動が海洋生態
系に悪影響を与えているとして、大々的な反漁業キャンペーンを展
開しており、特に、まぐろはえ縄漁業については、同漁業における
海亀・海鳥等の混獲、大型魚類資源の過剰漁獲を問題視し、公海大
規模はえ縄漁業のモラトリアムを求める動きも見られています。

 このような中、将来に亘ってまぐろ延縄漁業の操業を確保してい
くためには、各国関係者が資源の持続的利用に向けた責任ある漁業
を実践していくとともに、混獲の削減に向けた協調した取組みを行
っていくことが重要となっています。同時に、科学的根拠に基づか
ない不当な漁業批判に対しては一致団結して対抗していく必要があ
ります。

 この状況を踏まえ、今般、(社)責任あるまぐろ漁業推進機構
(OPRT)とこれら問題に同様の懸念を有する米国西太平洋漁業
管理理事会(WPFMC)が主催し、日本水産庁、米国海洋大気庁
NMFS等の後援を受けて、この会議が開催されることとなりまし
た。

 会議は、前半が過剰漁獲問題やIUU漁業問題を議題とする「責
任あるまぐろ漁業者会議」、後半が延縄漁業における混獲問題を議
題とする「第3回国際漁業者フォーラム(IFF3)」の2部構成
となっており、アジア諸国のまぐろ延縄漁業者を中心に、世界約3
0ヶ国から、漁業者、研究者、行政官、環境NGO関係者など、2
00名以上の参加を得て開催される予定です。

 各テーマ毎に、第一戦で活躍する各専門家からの多岐にわたるプ
レゼンテーションにより参加者が最新の知見を共有し、今後の取る
べき行動や対策について幅広い意見交換が行われる予定となってい
ます。

 この会議において、有益かつ実践的な結果を出すためには、実際
に現場で操業される漁業者の方々の意見を十分に踏まえることが重
要であり、漁業者の皆様のご参加を歓迎致します。


会議についての詳細な情報は、
(社)責任あるまぐろ漁業推進機構(03−3563−6388)
                    までご連絡いただくか
IFF3ウェブサイト(英語版のみhttp://www.fishersforum.org/)                        をご覧下さい。


                        水産庁国際課

	
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                 (社)農林放送事業団
          H P: http://www.agriworld.or.jp
          FAX:03−3585−5728         
                                                     
                   漁船保険中央会
          H P: http://www.ghn.or.jp/
                                           
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