2017年10月13日 Vol 323

提 供  日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。

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北西大西洋漁業機関(NAFO)の年次会合の結果について

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今回は去る9月18日から22日まで、カナダのモントリオールにおいて開催されました

北西大西洋漁業機関(NAFO)第39回年次会合の結果についてお知らせします。

北西大西洋漁業機関(NAFO)は北西大西洋の漁業についての今後の多数国間の

協力に関する条約に基づいて設立された漁業機関で、

規制区域における漁業資源の最適利用を実現することを目的とする

締約国の共同措置のための提案を採択すること、

ならびに規制区域における漁獲量の配分に関する提案を採択することを

役割としています。

条約対象魚種としてはカラスガレイ,アカウオ等条約適用水域におけるすべての

漁業資源。

ただし,サケ,マス,マグロ類及びカジキ類,国際捕鯨委員会(IWC)により

管理される鯨類,大陸棚の定着性種族を除く、としています。

今回の会合には、日本、EU、米国、カナダ、ロシア、デンマーク、ノルウェー等

11の加盟国・地域の参加があり、日本からは、飯野農林水産省顧問の他、水産庁、

外務省、国際水産資源研究所等から関係者が出席しました。

今年の年次会合の主な結果は次のとおりです。

1.2018年の保存管理措置

カラスガレイについては、日本の漁獲割当は1,253トン(2017年は、1,124トン)、

アカウオについては、550トン(2017年と同じ。)となりました。

2.遵守状況のレビュー

2016年の保存管理措置の各国漁船による遵守状況についてレビューが行われ、

概ね遵守されていることが確認されました。

次回年次会合については、2018年の9月にエストニアのタリンで開催される予定です。

                               水産庁国際課
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