2007年5月30日 Vol.61 提 供 漁船保険中央会 ■□■□━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━■□■□ 「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、 操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせします。 ****************************** 新たな「水産基本計画」の決定について ****************************** 3月20日に新たな「水産基本計画」が閣議決定されました。 新たな「水産基本計画」においては、まず、水産業・漁村をめぐ る情勢の変化として、若い世代を中心とした「魚離れ」の進行や、 我が国が海外市場で他国との購入競争に敗れるいわゆる「買い負け」 といった最新の動きをまとめています。 そして、このような変化に対応した水産政策の改革の方向性を大 きく次の6つのテーマに柱立てをして、できる限り分かりやすく説 明をしています。 1. 低位水準にとどまっている水産資源の回復・管理の推進 2. 国際競争力のある経営体の育成・確保と活力ある漁業就業構造 の確立 3. 水産物の安定供給を図るための加工・流通・消費施策の展開 4. 水産業の未来を切り拓く新技術の開発及び普及 5. 漁港・漁場・漁村の総合的整備と水産業・漁村の多面的機能の 発揮 6. 水産関係団体の再編整備 新たな水産基本計画においては、このような政策改革と漁業者の みならず消費者も含めた関係者の取組や努力によって、食用魚介類 について、平成29年の水産物の持続的生産目標を495万トン、 望ましい消費の姿として34Kg/人・年、自給率目標を65%と 設定し、これの達成を目指すこととしております。 また、水産基本計画の閣議決定に関連して、水産物の安定供給を 行うために必要な生産構造や経営改善の考え方を記した「漁業の生 産構造と経営展望」や、的確な工程管理を行うための「水産基本計 画工程表」も併せて策定し、透明性の高い形で政策改革を進めてい くこととしています。 詳しくは、 http://www.jfa.maff.go.jp/sinseisaku/keikaku_19/index.htm を御覧下さい。 水産庁企画課 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (社)農林放送事業団 H P: http://www.agriworld.or.jp FAX:03−3585−5728 漁船保険中央会 H P: http://www.ghn.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━