切り絵のようなかわいらしい絵柄とヨーロッパを思わせるビビッドな色づかいで描かれる『メリーゴーランドのちいさなうま タイニー』は、とある遊園地のメリーゴーランドの馬「タイニー」に起きた不思議なお話。
 馬の中でいちばん小さいタイニーは、子どもたちに人気がありません。
タイニーはいつも、子どもたちに乗ってもらえないことを寂しく思いながら過ごしています。
 ある嵐の日、風に飛ばされた鳥の巣がタイニーの背中に落ちてきます。そこに、なんと親鳥が卵を産み、子育てを始めてしまったのです。はじめは迷惑そうにしていたタイニーですが……。

「ちょっとしたきっかけで、ものごとは良い方向へ向かっていく」という前向きなお話は、すべての人にポジティブな力を与えてくれるはずです。装丁もとてもかわいらしいので、プレゼントにもぴったり。
『メリーゴーランドのちいさなうま タイニー』。

書店などで見かけたときは、ぜひ手にとってみてください。