4 馬の分布

私たちのイメージでは、モンゴル共和国では馬を多く飼っていると考えがちだが2000年の統計資料では、世界の馬の多い5大国にモンゴル共和国は含まれていない。その頭数の多い順では中国891.6万匹、メキシコ625万匹、ブラジル590万匹、米国532万匹、アルゼンチン260万匹となっている。中国国内では、チベット自治区99.7万匹、内モンゴル自治区91.4万匹、雲南83省万匹、四川省78万匹、貴州省70万匹、吉林省65万匹、黒龍江省64万匹となっている。国内の状況から実際に馬関連製品を商品化し市場に供給するために内モンゴル自治区はいくつかの利点を持っているが、反面、不利な要素も同時に存在している。内モンゴル自治区の馬の頭数は1975年以降減少傾向にあり2001年の統計では、主に通遼市(30.39万匹)、呼伦贝尔市(12.82万匹)、赤峰市(16.77万匹)、锡林郭勒盟(11.68万匹)、兴安盟(10.17万匹)となっている。