2009年2月17日 Vol102 提 供 漁船保険中央会 ■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□ 「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、 操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。 ****************************** 日・ソロモン漁業協議の結果について ****************************** 本年1月26日から30日まで、東京において「日・ソロモン 漁業協議」が開催されました。 ソロモンとは、政府間協定が1978年9月に発効し、釣り・ 延縄協定が1978年10月に発効しました。これまでに、2回 の釣り・延縄協定失効期間がありましたが、2000年10月以 来、約8年間良好な漁業関係が継続されております。また、まき 網協定は2000年10月に発効しました。 なお、協議はこれまでほぼ毎年行っております。 今回の協議では日本側からは、後藤暁農林水産省国際顧問(水 産)、水産庁担当官、石川賢広日本かつお・まぐろ漁業協同組合 長、島一雄海外まき網漁業協会長、八塚明彦全国近海かつお・ま ぐろ漁業協会業務部長、塚原敏夫海外漁業協力財団アドバイザー ほかが、ソロモン側からはノレン・レニ漁業海洋資源大臣、クリ スチャン・ラモファフィア同省次官ほかが出席しました。 本協議では、(1)ソロモン水域におけるかつお・まぐろ漁船 の操業状況のレビュー、(2)現行協定のレビュー、(3)ソロ モンに対する協力の説明が行われ、 (1)ソロモン水域におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況のレ ビューでは、同国水域で操業する我が国漁船等の活動に関する情 報交換を行いました。同国水域は、近年好漁場が形成され、我が 国にとって重要な水域の一つとなっています。2008年漁期の 日本漁船の漁獲実績は、延縄が約5千トン、釣りが約千トン、 まき網が昨年11月末までで約3千トンとなっています。 (2)現行協定のレビューでは、(a)現行の入漁料水準(水揚 げ金額の5%)を維持することで合意し、(b)オブザーバー乗 船に関する具体的手続きを今後作成することで合意しました。 (3)漁業協力に関する意見交換では、当方からソロモンに対す る協力について説明を行いました。 水産庁としましては、今後とも我が国漁船がソロモン水域で安 定的に操業できるよう、努力を継続することとしております。 水産庁国際課 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (社)農林放送事業団 H P: http://www.agriworld.or.jp FAX:03−3585−5728 漁船保険中央会 H P: http://www.ghn.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━