2014年4月8日 Vol 238

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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日ロ漁業合同委員会第30回会議」の結果について

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さて、今回は先ごろ行われた日本とロシアの漁業合同委員会の結果についてお伝えいたします。

日本の200海里水域内のロシア系さけ・ますの漁獲に関しては、毎年、日ロ両国間におい

て操業条件等に関する協議が行われており、本年も例年同様、

「日ロ漁業合同委員会第30回会議」が平成26年3月24日から東京で開催され

4月3日に妥結し、議事録への署名が行われました。

今回の会議には、日本側から、遠藤久水産庁資源管理部審議官(政府代表)をはじめ、

外務省、水産庁、北海道庁及び関係団体の関係者が、

ロシア側から、バンドゥーリン連邦漁業庁科学教育局長(政府代表代理)をはじめ、

連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局等の関係者が出席しました。

 今回の会議では、我が国200海里水域内における2014年の我が国漁船による

ロシア系さけ・ますの漁獲量等について以下のとおりとすることで一致しました。

(1)漁獲量
前年は、漁獲量の上限を設定しませんでしたが、今回の協議の結果、漁獲量の上限が
設定されました。

漁獲量合計     1,949.9トン(前年 漁獲量の上限無し)
うちカラフトマス 1,449.9トン(前年 漁獲量の上限無し)
シロザケ     500トン(前年 漁獲量の上限無し)

(2)漁業協力費
2億5,222万円〜2億8,540万円(前年3億7,184の定額)の範囲で、
漁獲実績に応じて決定。協力費単価:146.4円/kg(前年 定額払いにつき単価無し)

(3)その他
2014年の漁業分野における科学技術協力計画等の採択を行いました。

                        水産庁国際課
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