2014年５月29日 Vol 239

提　供　　漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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「日ロさけ・ます漁業交渉」（ロシア２００海里水域分）の結果について

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今回は先ごろ行われた「ロシア連邦の２００海里水域におけるロシア系さけ・ますの

２０１４年における漁獲に関する日ロ政府間協議」の結果についてお伝えします。

「ロシア連邦の２００海里水域におけるロシア系さけ・ますの

２０１４年における漁獲に関する日ロ政府間協議」（以下「日ロさけ・ます漁業交渉」という。）は、

日ソ地先沖合漁業協定（１９８４年発効）及び日ソ漁業協力協定（１９８５年発効）に基づき

行われるもので、毎年、ロシア２００海里水域における我が国漁船によるロシア系さけ・ますの

漁獲割当量等の操業条件について協議を行っています。

　本年の日ロさけ・ます漁業交渉は、第１回協議が平成２６年４月３日に東京において、

第２回協議が平成２６年４月２１日から４月２５日まで、モスクワにおいて開催された結果、

４月２５日に妥結しました。

また、４月２５日に妥結した日ロさけ・ます漁業交渉において

拡大した操業水域（１区の南限を北緯５５度３０分まで拡大）について、追加協議を行い、

この操業水域での日本漁船の操業に関するロシア国内の調整に予想以上に時間を要していることから、

今操業（６月１日から７月３１日）に間に合わせるため、２０１４年の操業水域は

２０１３年と同一とすることで妥結内容の変更を行いました。

なお、その他の操業条件等については、当初の妥結結果と変更はありません。

交渉の結果は以下のとおりとなっています。（カッコ内は前年の交渉結果）

１．漁獲割当量合計

　　６，６３０トン（５，３７０トン）
うちベニザケ　　　　２，８８６トン（２，１７７．２トン）
シロザケ　　　　３，４８５．４トン（２，９６９．２トン）
カラフトマス　　　　１３８トン（１１５．５トン）
ギンザケ　　　　　　　５９．６トン（４９．１６トン）
マスノスケ　　　　　　６１トン（５８．９４トン）

２．操業隻数

　　　３８隻（３３隻）
うち小型漁船２０隻（１９隻）
中型漁船１８隻（１４隻）

３．１隻当たりの漁獲割当量

　　小型漁船（19トン型）１５０トン（１４１．６トン）
小型漁船（29トン型）１６４トン（１５３トン）
中型漁船　　　　　　１９０トン（１８０トン）

４．入漁料
約２０億円（約１６億円）

５．その他
操業期間は、今年から６月1日から7月３１日までとなります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水産庁国際課
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