2014年12月15日 Vol 256
提 供 漁船保険中央会
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。
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日ロ漁業委員会第31回会議の結果について
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「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における
漁業の分野の相互の関係における協定」に基づく日ロ漁業委員会は、毎年、日ロ水域
における相手国漁船の操業条件などについて協議しています。
今年の会議は12月1日から9日まで、東京において開催されました。
会議では、日本側代表団長を長谷水産庁増殖推進部長が勤め、ロシア側代表団長は
ゴルニチヌィフ露連邦漁業庁漁業組織局長が勤めました。
このほか、両国の外務省をはじめとした関係省庁や民間団体の代表者が会議に
出席しました。
会議では、操業条件と取締条件などが議題となりました。
操業条件については、我が方から、2015年においてロシア水域での操業を
計画している日本側漁業者が例年より減少する予定であること等の事情を
説明しつつ、ロシア側と協議をすすめた結果、漁獲割当量として我が方漁業者の
要望を概ね満たす約6万4千トンを確保し、協力金と見返り金の総額の規模は
2014年と比較して約5割減となる約4億円とすることで双方の意見が一致
しました。
取締条件については,2014年に相手国の水域において操業した日本漁船と
ロシア漁船に対する取締結果が両国から報告されるとともに、双方の当局による
法令遵守の励行の必要性が確認されました。
また、2015年における取締の手法についても意見交換が行われました。
12月9日に会議で妥結した漁獲割当量等は以下のとおりです。
@ 2015年のロシア200海里水域における日本漁船の操業条件
(相互入漁)
漁獲割当量 62,395.8トン(前年:71,303トン)
総隻数 546隻(前年:同)
協力金 3億2,913万4千円(前年:6億1,781万円)
(有償入漁)
漁獲割当量 2,026トン(前年:4,998トン)
総隻数 22隻(前年:45隻)
見返り金 8,743万5千円(前年:2億1,148万円)
A 2015年の日本200海里水域におけるロシア漁船の操業条件
漁獲割当量 62,395.8トン(前年:71,303トン)
総隻数 101隻(前年:同)
水産庁国際課
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