2015年4月6日 Vol 263

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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日ロ漁業合同委員会第31回会議の結果について

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漁業の分野における協力に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府

との協定に基づく日ロ漁業合同委員会は、毎年、日本水域におけるロシア系

さけ・ますの漁獲に関する条件などについて協議しています。

今年の会議は3月16日から24日まで、モスクワにおいて開催されました。

会議では、日本側交渉団長を遠藤水産庁資源管理部審議官が務め、

ロシア側代表団長はバンドゥーリン露連邦漁業庁科学教育局長が務めました。

このほか、両国の外務省をはじめとした関係省庁や民間団体の代表者が会議に

出席しました。

会議では、日本漁船の漁獲枠などが主な議題となりました。

協議の結果、漁獲枠は、我が方の要望を概ね満たす2,050トンを確保しました。

漁業協力費の総額は、実際の漁獲量に応じて負担する方式を採用し、

その上限を3億6万円、下限を2億6,405万円とすることで、

双方の意見が一致しました。

また、昨年は漁獲枠の対象とならなかったベニザケ、ギンザケ、マスノスケの

3魚種が合計で1隻あたり1トンまで漁獲できるよう、新たに認められました。

このほか、日ロ間の科学技術協力計画についても議論を行い、例年並みの

科学技術協力を行うことで意見が一致しました。

結果の概要は以下のとおりです。

2015年の日本水域におけるロシア系さけ・ますの漁獲に関する操業条件

漁獲量   2,050トン(前年:1,949.9トン)

内訳

@カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ

1,550トン(前年:1,449.9トン カラフトマスのみ)

Aシロザケ

500トン(前年:500トン)

漁業協力費   2億6,405万円〜3億6万円

        (昨年と同様、漁獲実績に応じて協力費を負担する)

                            水産庁国際課

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