2015年9月7日 Vol 274
提 供 漁船保険中央会
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。
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日・パラオ漁業協議の結果から
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さる6月24日(水)から25日(木)まで、パラオ共和国のコロールにおいて
「日・パラオ漁業協議」が開催され、パラオ水域で操業する我国漁船の入漁条件
等について議論されました。
この協議は、パラオ水域内で操業する我国かつお・まぐろ漁船の操業状況や
入漁条件等についての結果報告及び意見交換を目的としています。
我国とパラオとの漁業関係ですが、はえ縄・釣り・延縄の民間協定が1979年
4月に発効しました。
これまでに、5度の中断期間がありましたが、2000年9月以降現在に至るまで
14年間良好な漁業関係が維持されています。
今回の協議では日本側からは、花房克磨(はなふさ かつま)農林水産省顧問、
水産庁担当官、伊禮正勝(いれい まさかつ)全国近海かつお・まぐろ漁業協会、
副会長寺尾栄(てらお さかえ)海外まき網漁業協会参与、嶋本州和
(しまもと くにかず)海外漁業協力財団事業部交流促進課長代理ほかが、
パラオ側からは、ウミー・センゲバウ天然資源・環境・観光大臣,ノア・イデオン
同大臣顧問ほかが出席しました。
今回の協議では、
1.パラオ水域におけるかつお・まぐろ漁船の操業状況の報告が行われ、
パラオ水域内で操業する我国漁船の活動について情報交換を行いました。
2.パラオ水域内で操業する我国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について議論し、
(ア)まき網漁業については、新協定を締結し(2016年1月1日〜2020年12月31日)
従来通り操業に必要な隻日数を入漁料として購入することで合意しました。
(イ)まぐろはえ縄・かつお一本釣り漁業の2016年の入漁条件については、
引き続き協議を行うこととなりました。
水産庁国際課
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