2015年12月22日 Vol 282
提 供 漁船保険中央会
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。
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日ロ漁業委員会第32回会議の結果から
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今年の日ロ漁業委員会第32回会議は、去る12月7日から16日までの間、
モスクワにおいて開催されました。
日ロ漁業委員会は「日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の
地先沖合における漁業の分野の相互の関係における協定」に基づき
毎年、日ロ水域における相手国漁船の操業条件などについて協議しています。
今回の会議では、日本側代表団長を浅川水産庁資源管理部長が勤め、
ロシア側代表団長はサフチュク露連邦漁業庁副長官が勤めました。
このほか、両国の外務省、関係省庁や民間団体の代表者が出席しました。
会議では、2016年の両国漁船の操業条件などが主な議題となりました。
操業条件については、我が方から、ロシア水域における漁場の形成状況などの事情を
説明しつつ、ロシア側と協議をすすめた結果、日本漁船のための漁獲割当量として
我が方漁業者の要望を概ね満たす約6万4千トンを確保し、日本側が負担する
協力金等の規模を約4億5千万円とすることで双方の意見が一致しました。
また、併せて双方による取締の状況についても意見交換が行われ、
2015年に自国の水域において操業した相手国漁船に対する取締結果が
報告されるとともに、双方の当局は、引き続き法令遵守の励行に努めていくことで
一致しました。
会議で妥結した漁獲割当量等は以下のとおりです。
1 2016年のロシア200海里水域における日本漁船の操業条件
(相互入漁)
漁獲割当量 63,455.9トン(前年:62,395.8トン)
総隻数 546隻(前年:546隻)
協力金 4億1,814.4千円(前年:3億2,913.4万円)
(有償入漁)
漁獲割当量 1,044.7トン(前年:2,026トン)
総隻数 22隻(前年:22隻)
見返り金 3,368.4千円(前年:8,743.5万円)
2 2016年の日本200海里水域におけるロシア漁船の操業条件
(相互入漁のみ)
漁獲割当量 63,455.9トン(前年:62,395.8トン)
総隻数 101隻(前年:101隻)
以上
水産庁国際課
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