2016年10月31日 Vol 299

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第90回会合(年次会合:再会会合)の結果から

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さる10月12日から14日まで、米国のラホヤにおいて、全米熱帯まぐろ類委員会

(IATTC)第90回会合(年次会合:再会会合)が開催されました。

IATTCは、東部太平洋のかつお・まぐろ類資源の持続的利用を目的とする

地域漁業管理機関です。

今回の会合は、今年6月の会合において結論に達しなかった以下の事項を

議論するために再開されました。

会合には日本、韓国、中国、米国、メキシコ他中南米諸国、EU、台湾等の

18の国と地域、その他協力的非加盟国等が参加しました。

主な会合結果は以下のとおりです。

1.太平洋クロマグロ

現行措置を2018年まで継続することが決定されました。

また、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)に合わせ、

@親魚資源量を2024年までに歴史的中間値まで少なくとも60%の確率で

回復させることを暫定回復目標とすること、

A2030年までの次期中間目標を、2018年の年次会合で作成することとなりました。

これらを反映した保存管理措置が採択された。

2.メバチ・キハダ・カツオ

2017年以降の措置について、科学事務局はまき網漁業禁漁日数増加

(62日→87日)を勧告していましたが、コロンビアやエクアドル等の

まき網漁業メンバーが社会的な影響が大きいとして反対しました。

このため、漁獲上限の導入などの集魚装置を用いた操業の規制を中心とした

代替措置導入の議論に移ったものの収束せず、来年2月を目処に

結論を出すこととなりました。

                        水産庁国際課
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