2018年4月16日 Vol 337
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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日ロ漁業合同委員会第34回会議の結果について
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「漁業の分野における協力に関する日本国政府と
ソヴィエト社会主義共和国連邦政府との協定」に基づく日ロ漁業合同委員会は、
日本水域におけるロシア系さけ・ますの漁獲に関する条件などについて協議するため、
例年開催されています。
今年の会議は4月2日から6日まで、東京において開催されました。
会議では、日本側代表団長を保科水産庁増殖推進部長が務め、ロシア側代表団長は
サフチュク露連邦漁業庁副長官が務めました。
このほか、両国の外務省、水産当局や民間団体の代表者が会議に出席しました。
会議では、日本漁船の漁獲量が主な議題となりました。
協議の結果、漁獲量は昨年と同一の条件となる2,050トンとすることで
意見が一致しました。
また、日本側が負担する漁業協力費の総額は、昨年並みの条件とすることで
意見が一致しました。
具体的には、実際の漁獲量に応じて負担する方式を採用し、その上限を3億12万円、
下限を2億6,484万円とすることとなりました。
このほか、日ロ間の科学技術協力計画についても議論を行いました。
この結果、これまでの間双方が実施してきた、北太平洋におけるさけ・ます類の生態や
分布に関する調査など、両国の研究機関による協力を継続することで意見が一致しました。
結果の概要は以下のとおりです。
2018年の日本水域におけるロシア系さけ・ますの漁獲に関する操業条件
(1)漁獲量
2,050トン(前年同)
内訳
@カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ
1,550トン(前年同)
(ベニザケ、ギンザケ、マスノスケは3魚種合わせて1隻あたり1トンまで)
Aシロザケ
500トン(前年同)
(2)漁業協力費
2億6,484万円〜3億12万円の範囲で漁獲実績に応じて負担
(前年:2億6,479万円〜3億25万円の範囲で漁獲実績に応じて負担)
以上
水産庁国際課
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