2018年12月20日 Vol 349

提 供  日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。

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大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合の結果について

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今回は去る11月12日から19日まで、クロアチア共和国のドブロブニクにおいて

開催されました大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第21回特別会合

(年次会合)の結果についてお知らせします。

今回の会合には、日本、EU、米国、カナダ、中国、ブラジル、南アフリカ等

45か国・地域の参加があり、我が国からは、太田水産庁資源管理部審議官の他、

水産庁、経済産業省、国際水産資源研究所等から関係者が出席しました。

今年の年次会合の主な結果は次のとおりです。

1.熱帯マグロ(メバチ、キハダ)の資源管理措置

2019年以降の漁獲可能量(TAC)及び国別割当量やまき網のFAD(集魚装置)

規制等について議論が行われましたが、合意に至らず、本年のTAC及び規制措置が

来年も引き続き適用されることになりました。

2.大西洋クロマグロの資源管理措置

平成31年(2019年)〜平成32年(2020年)の未配分であった漁獲枠を国別

漁獲割当量として各国に配分することが合意されました。

我が国の国別漁獲割当量は以下のとおりです。

平成31年(2019年):2,544t(16t増加)

平成32年(2020年):2,819t(18t増加)

3.ICCAT条約改正

条約の改正について、サメ類などの対象魚種の拡大や漁業主体の規程を含む

改正案が合意されました。

次回の年次会合は、平成31年(2019年)11月にキュラソーで開催される予定です。

                                水産庁国際課

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