2019年4月16日 Vol357
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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日ロさけ・ます政府間協議の結果について
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今回は昨日に続いて「日・ロ漁業合同委員会第35回会議」の結果決まった
「日・ロさけ・ます政府間協議の結果について」お伝えいたします。
(1)概要
ロシア連邦200海里水域における日本漁船によるロシア系さけ・ますの
漁獲に
関しては、例年、日ロ政府間でその漁獲の条件などについて
協議しています。
今年の会議は、3月20日から22日まで、モスクワ(ロシア連邦)において
開催されました。
会議では、日本側代表団長を保科水産庁増殖推進部長が務め、ロシア側代表団長は
サフチュク露連邦漁業庁副長官が務めました。
このほか、両国の水産当局をはじめとした関係省庁や民間団体の代表者が
出席しました。
ロシア連邦200海里水域においては、2016年から流し網の使用が
禁止されています。
このため、同水域において、さけ・ます類を漁獲するためには、
従来まで
使用していた流し網に替わる他の漁法を用いることが必要となっています。
協議の結果、昨年に引き続き、漁船1隻により、曳き網による採算性の向上を
目的とした試験的操業を行うことについて双方の意見が一致しました。
(2)出席者
日本側: 保科水産庁増殖推進部長
外務省、水産庁、北海道庁、関係漁業団体の関係者
ロシア側:サフチュク露連邦漁業庁副長官
連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局等の関係者
(3)2019年のロシア水域におけるロシア系さけ・ますの漁獲に関する操業条件
@ 漁獲割当量 :95トン(前年 95トン)
(内訳)べにざけ:30トン(前年 25トン)
しろざけ:30トン(前年 25トン)
からふとます:32トン(前年 40トン)
ますのすけ:3トン(前年 2トン)
A 入漁料:約2,432万円(前年 約2,357万円)
B 操業期間:令和元年6月1日から7月31日までの期間のうち、30日間
(前年 6月15日から7月15日)
水産庁国際課
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