2019年9月12日 Vol365

提 供  日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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南インド洋漁業協定(SIOFA) 第6回締約国会合」の結果について

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今回は去る7月1日(月曜日)から7月5日(金曜日)まで、モーリシャスの

フリッカンフラックにおいて開催されました「南インド洋漁業協定(SIOFA)

第6回締約国会合」の結果についてお知らせします。

今回の会議には、日本、豪州、フランス、モーリシャス、セーシェル、クック諸島、

タイ、EU及び台湾の参加があり、我が国からは、諸貫秀樹水産庁資源管理部参事官

のほか水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構国際水産資源研究所

及び関連漁業団体の関係者が出席しました。

今回の会議では、底魚の資源管理措置に関して、現行のVME(脆弱な海洋生態系)

が存在する海域における操業の制限に加え、VMEが存在する可能性がある

海域における操業の制限について合意されました。

また、協定水域の一部において、メロの漁獲量制限が合意されました。

公海乗船検査の手続に関しては、協定水域(公海)において他国漁船に乗船し検査を

行うために必要な手続について合意されました。

次回年次会合は、令和2年(2020年)7月にレユニオン(フランス海外県)で

開催される予定です。

*VME: vulnerable marine ecosystem

【参考】

●我が国の漁船は、本協定水域域において、遠洋底びき網漁船2隻・遠洋はえ縄漁船

1隻がキンメダイ及びメロ等を漁獲しています。

●現行の底魚漁業の資源管理措置の概要

・底魚漁業の漁船数等又は漁獲量を過去の平均レベルに抑える。

・底びき網の操業区域をこれまでの操業区域から拡大しない。

・底魚漁業がVME(脆弱な海洋生態系)に対して重大な影響を与えないようにする。

                                水産庁国際課 
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