2021年8月13日 Vol 386
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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南インド洋漁業協定(SIOFA) 第8回締約国会合」の結果について
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今回は去る7月5日(月曜日)から7月9日(金曜日)まで、メール及びウェブ会議
形式で開催されました「南インド洋漁業協定(SIOFA)第8回締約国会合」の
結果についてお知らせします。
南インド洋漁業協定=SIOFAとは、南インド洋の公海において、カツオ、マグロ等の
高度回遊性魚種等を除く漁業資源の管理を行う国際協定です。
メンバーは日本、中国、豪州、フランス、モーリシャス、セーシェル、クック諸島、
タイ、EU及び台湾の11か国及び地域です。
我が国はこの協定水域において、遠洋底びき漁船2隻・遠洋底はえ縄漁船1隻が、
キンメダイ及びメロ等を漁獲しています。
今回の会議には、全メンバー(11か国及び地域)の参加があり、我が国からは、
野村一郎農林水産省顧問のほか水産庁、外務省、
国立研究開発法人水産研究・教育機構国際水産資源研究所及び関連漁業団体の
関係者が出席しました。
現在、メロの漁獲上限が設定されている2海域のうち、1海域では小海区ごとに
事務局に対し操業事前通報及び操業報告を行うことが義務付けられています。
今回の会合において、操業報告頻度の増加、通報・報告様式の新規設定等が
合意されました。
また、船舶監視システム(VMS)に関して、公海臨検を行うメンバーに
船舶位置情報を提供する規則の新設等、VMSの強化措置について議論が
行われましたが、提案メンバー(EU)が継続審議を希望したため、
これが合意されました。
次回年次会合は、令和4年(2022年)7月に開催される予定です。
【参考】
●現行の底魚漁業の資源管理措置の概要
・底魚漁業の漁船数等又は漁獲量を過去の平均レベルに抑える。
・底びき網の操業区域をこれまでの操業区域から拡大しない。
・底魚漁業がVME(脆弱な海洋生態系)に対して重大な影響を
与えないようにする。
以上
水産庁国際課
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