2021年10月6日 Vol 393
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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北西大西洋漁業機関(NAFO)第43回年次会合の結果について
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去る9月20日から24日まで、ウェブ会議形式で開催された北西大西洋漁業機関(NAFO)
第43回年次会合の結果についてお知らせします。
北西大西洋漁業機関は、北西大西洋海域における漁業資源の長期的な保存及び
持続可能な利用の確保を目的として1979年に発効した地域漁業管理機関(RFMO)で、
我が国は1980年から加盟しています。
会議では、主にカラスガレイやアカウオなどの底魚資源の保存管理措置等について
議論しています。
今回の会合には、我が国をはじめ、EU、カナダ、米国、ロシア、ノルウェー、
デンマーク(フェロー諸島及びグリーンランド)、キューバ、フランス
(サンピエール・ミケロン島)、アイスランド、韓国、ウクライナ及び英国の13か国
・地域が出席し、我が国からは、飯野農林水産省顧問、野村農林水産省顧問の他、
水産庁、外務省、国際水産資源研究所等から関係者が出席しました。
今年の年次会合の主な結果は次のとおりです。
1.令和4年(2022年)のカラスガレイ及びアカウオの資源管理措置
令和3年(2021 年)と同等の漁獲割当を確保し、我が国の漁獲割当は
カラスガレイの1,205トン(令和3年(2021年)は1,286トン)、
アカウオは、550トン(令和3年(2021年)と同様)となりました。
2.脆弱海洋生態系の保護区(禁漁域)の見直し
冷水性サンゴ等の脆弱海洋生態系の保護のため、最新の科学的評価に基づき
禁漁域を拡大することになりました。
(漁業への影響が最小限となるよう漁場を避けて設定)
3.次回年次会合
令和4年(2022年)9月にポルトガルで開催される予定です。
水産庁国際課
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