2022年7月8日 Vol 398
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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日ロ漁業合同委員会第38回会議の結果及び
2022年日ロさけ・ます政府間協議について
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ロシア系さけ・ますについては、日ソ漁業協力協定及び日ソ地先沖合漁業協定に
基づき、「日本200海里水域」及び「ロシア200海里水域」における
我が国漁船の漁獲量等の操業条件に関して、毎年協議を行っています。
なお、「日本200海里水域分」については「日ロ漁業合同委員会」において、
「ロシア200海里水域分」については「日ロ政府間協議」において協議を
行っています。
1 日ロ漁業合同委員会第38回会議の結果について
令和4年4月11日から4月22日まで、ウェブ会議で
「日ロ漁業合同委員会第38回会議」が開催され、2022年の日本
200海里水域における我が国漁船によるロシア系さけ・ますの操業条件等に
ついて実質的に妥結しました。署名等の手続は4月25日に実施しました。
(1)出席者
日本側: 藤田水産庁資源管理部長
外務省、水産庁、北海道庁、関係する漁業団体の関係者
ロシア側:シマコフ露連邦漁業庁船団・港湾・国際協力局長
外務省、連邦漁業庁等の関係者
(2)結果概要について
2022年の日本200海里水域における我が国漁船による
ロシア系さけ・ますの操業条件等について協議が行われ、以下の内容で
妥結しました。
@ 漁獲量:2,050トン(前年同)
(内訳)
・カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ 1,550トン(前年同)
(ベニザケ、ギンザケ、マスノスケは3種合わせて1隻当たり1トン以内)
・シロザケ 500トン(前年同)
A 漁業協力費:2億円〜3億13万円の範囲で漁獲実績に応じて
決定することで一致しました(前年は2億6,000万円〜3億13万円の
範囲で漁獲実績に応じて決定。実際の支払い額は2億6,000万円。
本年は、下限額を前年より6,000万円引き下げ。)
B その他:2022年の漁業分野における科学技術協力計画の採択等を
行いました。
2 2022年日ロさけ・ます政府間協議について
ロシア200海里水域において実施してきた曳き網によるさけ・ますの
試験的な操業について、本年の実施を見送ることとしました
。
このことに伴い、本年の「ロシア連邦の200海里水域における
日本国の漁船によるロシア系さけ・ますの2022年における漁獲に関する
日ロ政府間協議」は開催を見送ることとなりました。
水産庁国際課
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