2022年11月2日 Vol 401

提 供  日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています

**************************************

「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会」の結果について

**************************************

去る10月4日(火)から6日(木)まで、「中西部太平洋まぐろ類委員会

(WCPFC)北小委員会」がウェブ会議形式で開催されました。

会議には、日本、米国、カナダ、中国、韓国、パラオ、フィリピン、バヌアツ、

フィジー、NZ、台湾(計11か国・地域)他、関係する国際機関、NGOの代表等が

参加しました。

我が国からは、高瀬美和子水産庁資源管理部審議官(我が国代表)ほか、

水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構水産資源研究所及び

関係業界の関係者が参加しました。

会議では、北太平洋ビンナガの漁獲戦略や北太平洋メカジキの保存管理措置について

議論が行われ、以下の事項に関し、11〜12月に開催されるWCPFC年次会合への

北小委員会の勧告が合意されました。

勧告の内容は以下のとおりです。

(1)北太平洋ビンナガの漁獲戦略

 中長期的に適用される北太平洋ビンナガの管理枠組みを定めた漁獲戦略案。

【北ビンナガの漁獲戦略の概要】

目標管理基準値(TRP):
漁業がなかった時に期待される親魚量の45%を残す漁獲係数

閾管理基準値(ThRP):
漁業がなかった時に期待される親魚量の30%

限界管理基準値(LRP):
漁業がなかった時に期待される親魚量の14%

図:管理基準値に基づく漁獲制御ルールの概念図
(テキストファイルのため表示できません。)

(2)北太平洋メカジキの保存管理措置

北太平洋メカジキの漁獲努力量(漁船隻数、操業日数等)を

基準年(2008〜2010年)より増加させない。
水産庁国際課

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(株)農林放送事業団
H P: http://www.agriworld.or.jp
FAX:03−3585−5728         

日本漁船保険組合
H P: http://www.ghn.or.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━