2023年5月31日 VOL414

海外漁業情報

提 供  日本漁船保険組合

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「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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「インド洋まぐろ類委員会(IOTC) 第27回年次会合」の結果について

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今回は今年5月8日(月曜日)から5月12日(金曜日)まで、

モーリシャス共和国およびウェブ形式で開催された「インド洋まぐろ類委員会

(IOTC)第27回年次会合」の結果についてお知らせします。

この会議ではインド洋におけるまぐろ類の保存管理措置等について

議論が行われました。

会合には、加盟30カ国・地域のうち日本、中国、韓国、インドネシア、

豪州、モルディブ、南アフリカ共和国、EU等28か国・地域の参加があり、

我が国からは、鹿田敏嗣水産庁資源管理部国際課海外漁業協力室長のほか水産庁、

外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構及び関連漁業団体の関係者が

出席しました。

今回の会議では、資源状況が懸念されているメバチについて、我が国が提案した

国別漁獲上限を定める資源管理措置が新たに採択されました。

我が国は、2024年、2025年はそれぞれ3,684トン以下に制限されます。

資源の悪化が深刻なキハダの国別漁獲上限の引き下げについては、合意に至らず、

2021年の年次会合で合意された措置を継続しつつ議論を続けることとなりました。

我が国の2023年のキハダの漁獲量は、引き続き2017年から2019年の

最大漁獲量である4,003トン以下に制限されます。

集魚装置(FADs)の規制措置の見直しは合意されず、引き続き議論を続ける

こととなりました。

次回年次会合は、令和6年(2024年)5月にバンコク(タイ)で開催される

予定です。

【参考】主なメバチの保存管理措置(全体TAC:80,583トン)

   2024年〜2025年の年間国別漁獲上限(トン)
漁獲上限 (参考)2017〜2021年平均漁獲量
インドネシア 18,605 21,576
セイシェル 11,882 13,382
EU 17,010 20,922
台湾 11,488 13,430
スリランカ 4,772 5,170
中国 3,785 3,806
日本 3,684 3,921
イラン 2,105 2,280

その他の国は、2017年から2021年までの平均漁獲量レベルの維持を推奨

 

                              水産庁国際課
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