2023年8月17日 VOL418
海外漁業情報
提 供 日本漁船保険組合
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「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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南インド洋漁業協定(SIOFA)第10回締約国会合の結果について
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今回は去る7月3日(月曜日)から7月7日(金曜日)まで、対面(モーリシャス)
及びウェブ会議形式で開催されました「南インド洋漁業協定(SIOFA)第10回
締約国会合」の結果についてお知らせします。
南インド洋漁業協定(SIOFA)は、南インド洋の公海において、カツオ、マグロ
等の高度回遊性魚種等を除く漁業資源の管理を行う国際協定です。
メンバーは日本、中国、豪州、フランス、モーリシャス、セーシェル、
クック諸島、タイ、EU及び台湾の11か国及び地域です。
我が国はこの協定水域において、遠洋底びき漁船2隻・遠洋底はえ縄漁船1隻が
、キンメダイ及びメロ等を漁獲しています。
今回の会議には、全メンバー(11か国及び地域)の参加があり、我が国からは
野村農林水産省顧問の他、水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究
・教育機構及び業界の関係者が出席しました。
会議の結果は以下の通りとなっています。
1.SIOFA船舶監視システム(VMS)の設置
協定水域における漁船活動の監視等に活用するため、SIOFA事務局において、
全船で設置が義務化されているVMSの情報を集約すること等が合意されました。
実施時期は今後決定されます。
2.メロに係る管理措置の適用海域の拡大
メロの漁獲上限や操業制限等の管理措置が設定されている2海域のうち
1海域(デルカノライズ)について拡大することが合意されるとともに、
当該1海域の適切な漁獲上限に関して科学委員会の助言を求めること等が
合意されました。
3.次回会合
令和6年(2024年)7月に韓国で開催される予定です。
水産庁国際課
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