2023年10月2日 Vol 421
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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北西大西洋漁業機関(NAFO)第45回年次会合の結果について
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今回は去る9月18日から22日まで、スペインのビーゴにおいて開催された北西大西洋漁業
機関(NAFO)第45回年次会合の結果についてお知らせします。
北西大西洋漁業機関(NAFO)は、北西大西洋海域における漁業資源の長期的な
保存及び持続可能な利用の確保を目的として1979年に発効した地域漁業管理機関で、
我が国は1980年から加盟しています。
会議では、主にカラスガレイやアカウオなどの底魚資源の保存管理措置等について
議論しています。
この会合には、我が国をはじめ、EU、カナダ、米国、ロシア、ノルウェー、
デンマーク(フェロー諸島及びグリーンランド)、キューバ、フランス
(サンピエール・ミケロン島)、英国、アイスランド、韓国及びウクライナの
13か国・地域が出席しました。
我が国からは、野村農林水産省顧問の他、水産庁、国立研究開発法人水産研究・
教育機構及び業界から関係者が出席しました。
今年の年次会合の主な結果は以下のとおりです。
1.令和6年(2024年)のカラスガレイ及びアカウオの資源管理措置
カラスガレイの我が国の漁獲割当は1,151トン(令和5年(2023年)と同量)、
アカウオは、550トン(令和5年(2023年)と同量)となりました。
2.3M海区のエビ資源に関する割当基準
昨年から議論され、今年度は割当基準を操業可能日数から総漁獲可能量を各国に
配分する数量管理への移行を目指しましたが、継続議論となりました。
3.次回年次会合
令和6年(2024年)9月にカナダで開催される予定です。
水産庁国際課
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