2023年11月29日 Vol424
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合の結果について
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今回は去る11月13日から20日まで、エジプトで開催された、大西洋まぐろ類保存
国際委員会(ICCAT)第28回通常会合(年次会合)の結果について
お知らせします。
会合には、加盟52か国・地域中、日本、EU、米国、カナダ、中国、等47か国・
地域の参加があり、我が国からは、太田農林水産省顧問(ICCAT政府代表、
パネル2議長)の他、水産庁、外務省、経済産業省、水産資源研究所等から関係者が
出席しました。
主な結果は次のとおりです。
1.熱帯マグロ(メバチ)の資源管理措置
漁獲可能量(TAC: Total Allowable Catch)及び国別割当量、まき網の
FADs(集魚装置)規制等について議論が行われました。
その結果、2024年のメバチのTACは本年の62,000トン
(我が国割当は本年と同様13,979.84トン)を継続することとなりました。
また、FADs操業の禁漁期間も、本年と同じ1月1日〜3月12日を
継続することとなりました。
2.北ビンナガの資源管理措置
TACを2023年の37,801トンから2024年〜2026年は47,251トンに
増加させることが合意されました。
我が国は、引き続き、メバチ漁獲量の4.5%に北ビンナガの漁獲量を抑える
努力規定が適用されます。
3.北メカジキの資源管理措置
2024年のTACは本年の13,200トン(我が国割当は本年と同様842トン)を
維持することが合意されました。
4.北南ヨシキリザメの資源管理措置
北資源について、科学委員会からの勧告を受けて、TACを2023年の
39,102トンから2024年は30,000トンに削減することに合意しました。
我が国割当も4,010トンから3,012トンに削減されます
(我が国の2022年漁獲量は1,772トン(漁期年))。
南資源について、科学委員会からの勧告を受けて、TACを2023年の
28,923トンから2024年は27,711トンに削減することが合意されました。
なお、国別割当が新たに設定された結果、我が国割当は1,520トンとなりました
(我が国の2022年の漁獲量は1,078トン(暦年))。
5.次回会合
次回年次会合は、来年(2024年)11月にキプロスで開催される予定です。
水産庁国際課
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