2024年7月10日 Vol435
提 供 日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

*******************************************

南インド洋漁業協定(SIOFA)第11回締約国会合の結果について

*******************************************

今回は去る7月1日(月曜日)から7月5日(金曜日)まで、韓国(ソウル)で開催されました
「南インド洋漁業協定(SIOFA)第11回締約国会合」の結果についてお知らせします。
南インド洋漁業協定(SIOFA)は、南インド洋の公海において、カツオ、マグロ等の
高度回遊性魚種等を除く漁業資源の管理を行う国際協定です。

メンバーは日本、中国、豪州、フランス、モーリシャス、セーシェル、クック諸島、タイ、EU
及び台湾の11か国及び地域です。

我が国はこの協定水域において、遠洋底びき漁船2隻・遠洋底はえ縄漁船1隻が、キンメダイ
及びメロ等を漁獲しています。

今回の会議には、全メンバー(11か国及び地域)の参加があり、我が国からは、野村農林水産省
顧問の他、水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構及び業界の関係者が
出席しました。

会議の結果は以下の通りとなっています。

1.新規開発漁業の保存管理措置
新規開発漁業(実績のない海域また漁法に関わる漁業等)について、科学委員会による事前審査
や、年次会合での承認等の手続きを定める保存管理措置が策定されました。

2.メロの漁獲上限
本年3月開催の科学委員会による勧告を受け、資源量推定値の増減傾向に基づきメロ漁獲量上限
を自動的に算出する手法により、協定水域中の1海域(デルカノライズ)に設定されている既存
の漁獲量上限55トンを44トンに変更することが合意されました。

3.次回会合
令和7年(2025年)6月にモーリシャスで開催される予定です。

                                     水産庁国際課

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(株)農林放送事業団
H P: http://www.agriworld.or.jp
FAX:03−6260−7618         

 日本漁船保険組合
H P: http://www.ghn.or.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━