2024年9月20日 Vol440
提 供 日本漁船保険組合
■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□
「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や
国際会議の結果等をお知らせしています。
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全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)第102回年次会合の結果について
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2024年9月2日(月)から6日(金)(現地時間)まで、「全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)
年次会合」がパナマのパナマシティでweb会議と併用する形式で行われました。
会議には、日本、米国、カナダ、EU、中国、韓国、台湾、フランス(海外領土)、メキシコ、
エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ニカラグア、パナマ、
ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、バヌアツ、インドネシア※、ボリビア※、ホンジュラス※、チリ※、
リベリア※(25ヶ国・地域)他、関係する国際機関、NGOの代表等が参加しました。
我が国からは、福田水産庁資源管理部審議官(我が国代表)ほか、水産庁、外務省、関係団体等の
関係者が参加しました。
(※は協力的非加盟国)
会議では、太平洋クロマグロ、メバチ・キハダの資源管理についての議論が行われ、以下について
決定されました。
(1)太平洋クロマグロ
本年7月に開催されたWCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)北小委員会・IATTC合同作業部会で
合意した事項に基づき、以下の措置を採択。
@太平洋クロマグロ保存管理措置
以下の増枠を含む措置を採択(7月合意から変更なし)。
(2年分のブロッククオータ)
米国 :1,017トン ⇒ 1,822 トン (50%+300トン増枠)
メキシコ:6,973トン ⇒ 10,763 トン (50%+300トン増枠)
(計:7,990トン ⇒ 12,585 トン (4,595トン増枠))
A太平洋クロマグロ監視取締措置
各国が実施している監視取締措置に関する報告義務を設け、2026年までに統一的な監視取締措置を
作成する手続きを定めた措置を採択(7月合意から一部修正)。
(2)熱帯まぐろ(メバチ・キハダ)
措置の見直しの議論が行われたものの合意に至らず、現行措置の2年延長を基本とした措置を採択。
水産庁国際課
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