2024年10月11日 Vol441
提 供 日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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            北西大西洋漁業機関(NAFO)第46回年次会合の結果について

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今年9月23日から27日まで、ハリファックス(カナダ)において開催された北西大西
洋漁業機関(NAFO)第46回年次会合の結果についてお知らせします。
北西大西洋漁業機関は、北西大西洋海域における漁業資源の長期的な保存及び持続可能
な利用の確保を目的として1979年に発効した地域漁業管理機関(RFMO)で、我が国は
1980年から加盟しています。
会議では、主にカラスガレイやアカウオなどの底魚資源の保存管理措置等について議論
しています。同会合には、我が国をはじめ、EU、カナダ、米国、ロシア、ノルウェー、
デンマーク(フェロー諸島及びグリーンランド)、キューバ、フランス(サンピエール・
ミケロン島)、英国、アイスランド、韓国及びウクライナの12か国・1地域が出席し、
我が国からは、野村農林水産省顧問の他、水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・
教育機構及び業界から関係者が出席しました。今年の年次会合の主な結果は次のとおり
です。

1.令和7年(2025年)のカラスガレイ及びアカウオの資源管理措置
 カラスガレイの総漁獲可能量(TAC)は14,791トン(昨年から362トン減少)と
 されました。我が国の割当量は TAC と同等の比率で削減され、1,123.5トン
(昨年から27.5トン減少)となりました。
 アカウオの我が国の割当量は、昨年と同量の550トンとなりました。

2.3M海区のエビ資源に関する割当基準
 当該資源の割当基準は一昨年より検討されておりますが、今次会合では議論は
 行われませんでした。

3.次回年次会合
 令和7年(2025年)9月にカナダで開催される予定です。


 
                                                                                                                  水産庁国際課


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