2008年2月19日 Vol.69 提 供 漁船保険中央会 ■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□ 「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、 操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせします。 ****************************** 第9回日中漁業共同委員会の結果について ****************************** 本年1月17日に第9回日中漁業共同委員会が上海で開催され、 2008年の日中双方の水域における操業条件等が決定されました ので、その主な内容についてお知らせします。 1.両国の相互入漁 中国水域における日本漁船の操業条件については、漁業種類ご との操業隻数及び漁獲割当量は、まき網が161隻10,524 トン、底びき網が37隻764トン、延縄が133隻191トン、 曳き縄が46隻28トン、釣りが131隻634トンとなってお り、操業隻数の合計は508隻、漁獲割当量の合計は12,14 1トンとなっています。 一方、日本水域における中国漁船の操業隻数及び漁獲割当量は、 底びき網が操業隻数450隻(同時最高操業隻数300隻)、漁 獲割当量8,000トン、いか釣りが漁労船隻数55隻、附属船 3隻、漁獲割当量4,141トンとなっており、操業隻数及び漁 獲割当量の各合計は日本漁船と同数となっています。 2.日中暫定措置水域における資源管理措置 日中暫定措置水域における資源管理措置については、操業でき る中国漁船の隻数を18,800隻以内とし、中国漁船の漁獲量 の上限の努力目標値を2006年の漁獲量と同量の1,795, 346トンとするほか、中国まき網漁業の管理措置の検討等につ いて意見の一致をみています。 3.その他 東シナ海の資源の適切な管理に向けて、両国の連携・協力を強 化するため、両国の取締実務者による協議を早期に開催するとと もに、大型クラゲに関する研究等についての両国の協力の成果を 確認し、引き続き協力を推進することとなりました。 水産庁国際課 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (社)農林放送事業団 H P: http://www.agriworld.or.jp FAX:03−3585−5728 漁船保険中央会 H P: http://www.ghn.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━