2008年12月1日 Vol96
提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□


 「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
 操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

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    日・パプアニューギニア漁業協議の結果について            

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 本年11月4日から5日まで、パプアニューギニアのポートモレ
スビ−において「日・パプアニューギニア漁業協議」が開催されま
した。

 パプアニューギニアとは、1987年から19年間の中断期間を
経たのち、2006年4月にまき網漁業協定を締結し、同年5月か
らまき網漁船の入漁を開始しました。協議は協定期間が1年間であ
ることから、これまで毎年行っております。今回の協議では日本側
からは、後藤暁農林水産省国際顧問(水産)、水産庁担当官、島
一雄海外まき網漁業協会会長、塚原敏夫海外漁業協力財団アドバイ
ザーほかが、パプアニューギニア側からはポカジャム水産公社総裁
ほかが出席しました。

 本協議では、@まき網漁業協定の検討、Aパプアニューギニア水
域におけるカツオ・マグロ漁船の操業状況のレビュー、Bパプア
ニューギニアに対する漁業協力についての説明が行われ、@まき網
漁業協定の検討では、本年12月以降のまき網漁船の操業条件に関
し、(a)有効期間については、2008年12月1日から
2009年11月30日までの12か月間、(b)入漁料について
は、カツオ魚価の上昇を受けて今漁期の1隻あたり12万ドルから
約4割上昇し、1隻あたり17万400ドル、(c)許可隻数につ
いては、今漁期と同じ35隻とすることで合意されました。Aパプ
アニューギニア水域におけるカツオ・マグロ漁船の操業状況のレ
ビューでは、パプアニューギニア水域内で操業する我が国漁船等の
活動に関する情報交換を行いました。なお我が国漁船のパプア
ニューギニア水域における最近の漁獲量は年間約7万トン程度と
なっております。B漁業協力関係では、当方からパプアニューギニ
アに対する協力の説明を行いました。

 水産庁としましては、今後とも我が国漁船がパプアニューギニア
水域で安定的に操業できるよう、努力を継続することとしておりま
す。

                    水産庁国際課
                         
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                 (社)農林放送事業団
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                    漁船保険中央会
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