5 研究の深化
イギリスは1660年にアラビアやトルコの馬を輸入し、イギリスの馬と雑種交配し300年あまりの改良を経て今のサラブレッドを作り上げてきた。モンゴル共和国では1回15~20Kgのミルクを搾乳することができる馬が生産されたそうだ(正式な出版物はまだ見つからない)。芒来氏はすでにモンゴル馬のDNAを解析し、さらに生物情報工学分野では伝統的なモンゴル馬の資源を産業化し数多くの成果が得られた。道芒来氏などの研究成果は馬産業の発展に新たな活力を与えただけではなく、遊牧民の収入向上にも新たな道を開いたと言えるだろう。