モンゴル
中国における馬の文化と馬産業
このほど農林放送事業団では、中国の馬産業の現状を把握するための第一歩として「中国国家馬業網」の一部を独自に翻訳いたしました。
この翻訳はあくまでも元の文章の流れにそって独自に訳しておりますので、元の文章に合致しない部分もあるかと思います。
もし齟齬が見られる場合はメール等にてご指摘いただければ幸いです。
(Mail:info@agriworld.or.jp)
古来、モンゴルと馬が深い絆を築いてきたことは広く知られている。モンゴルの神、長生天がモンゴルに馬を与えてから、モンゴル人は馬の力を借りユーラシア大陸を走ってきた。馬がいなかったならばモンゴルの歴史もない、と言っても過言ではない。しかし、時代が変わり馬は戦場からいなくなり、歴史の舞台からも消えようとしている。市場経済の時代に入ってからは、馬の恩恵を享受するのはモンゴル人だけではなくなったが、モンゴル人は古くからあった馬との絆を忘れることはない。現代のモンゴル人は新しい時代に応えるために、馬の群れをいかに管理・運営発展させるかという方法を探究してきている。馬関係者として観察してきた立場から馬産業の今後の発展について考察してみたい。
1 馬の文化と馬の産業の概念
2 研究範疇
3 経済効果とマーケット
4 馬の分布
5 研究の深化
6 馬乳の販売
7 馬研究協会の設立
8 馬文化について
9 希望と展望
参考HP
中国国家馬業網
http://www.chinahorse.org/html/2032.html